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~ こども達の創造力と想像力を育む絵本 ~

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教科書と絵本を通した学校教育の改善

 ラオス政府や教育局からの支援が十分でないため、子ども達の教育環境は厳しいのが現状です。多くの学校では、生徒数に対して教科書が全く足りていなく、4~5名の生徒が一冊の教科書を共有しながら使っています。母国語であるラオス語の教科書ですら足りていない状況です。山岳部で暮らす民族の子どもは独自の民族語を持っている場合もあるため、ラオス語を学ぶことはとても重要です。
 基本的な教育をしっかり受けられるように、生徒数に合わせてラオス語や算数、歴史の教科書を届けます。さらに、教科書だけでなく、こども達が読書を通して、豊かな時間を過ごせるように絵本や物語、伝記なども送ります。子どものこころを育む力を持つ本を届けることで、子ども達が自分たちの夢を描き実現できるよう支援していきたいと思います。

学校に楽しみがあると出席率が向上

 本を届けると、学校の子ども達はたくさんの本を前にして目を輝かせます。
 なかなか本を手放さない子どももいました。学校での楽しみが増えることで、子ども達は学校に行くことが楽しくなり、出席率が上がることにもつながります。
 子ども達が学校に来たくなるようにすることも教育支援を考える上で重要な要素となります。


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これまで届けた学校

ルアンパバン県パクウー地区

 観光都市として栄えるルアンパバン市内から車で40分ほどにあり、豊かな自然が未だに残る地区です。
有名な洞窟やボート下りなどもあり、観光による経済発展の流れの影響を受け、人々の生活環境が変わり始めています。

パクチェック小学校

 国道13号線から歩いて10分ほどの山の中腹にあり、パクチェック村に隣接しています。約100人の生徒が通っていますが、全てパンチェック村の子どもです。
パクチェック小学校では職員室の倉庫で本を大切に保管しています。
毎週木曜日に読書の時間を設けているとのことだった。文字の読めない子には読み聞かせも行っています。

パクウー中学校

 パクウー地区の中心地より徒歩で10分ほどのこの地区で一番大きい中学校で、約1,100人の生徒が勉強しています。遠い他の地区から通う生徒もいるので、寮が併設されていて、多くの生徒が平日は学校で寝泊まりしています。
図書室はあるのですが、生徒数がとても多いため、本が全く足りていない状況でした。現在、届けた本は全て図書室に保管されています。図書室には職員が一人いて、子ども達がいつでも読書ができます。図書室で読む用の管理帳と貸出帳の2つがあり、管理帳は学校内でどんな本が読まれているのかを確認すると共に学校内での本の紛失を防ぐためにあります。学校で読み終えることができなかったら、生徒は家で読むこともできます。

フォンサヴァン小中学校

 パクウー地区の中心から車で約20分のところにあります。
当初小学校として開校しましたが、どんどん生徒数が増加し、現在は中学校が併設されています。約400人の生徒達は周辺の村々から通っています。
フォンサヴァン学校では職員室の棚に本を保管し、週に2回読書の時間を設けています。本の貸し出しは行っていなませんが、生徒たちは校内で好きな時に本を読んでいます。


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パクチェック小学校

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パクウー中学校

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フォンサヴァン小中学校

ルアンパバン県シエングエン地区

 ルアンパバン市内から南30kmに位置し、源泉を有する山などの豊かな自然に囲まれた地域に約33,550人が暮らしています。上水道などのインフラ整備がまだ進んでいなく、山の山頂付近に暮らす人々の暮らしは良いとは言えない状況です。

シエングエン中学校

 この地区で一番大きい学校で、約1,200人の生徒が勉強しています。生徒はさまざなま村から通っていて、中には、2時間近くかけて遠くの村から通う生徒もいます。
この学校に図書室はありますが、生徒数に対して本が全く足りていない状況でしたので、200冊の本を届けました。こども達は図書室で毎日朝8時から午後4時まで開いており、いつでも本を読めます。本の貸し出しも行っているので、生徒たちは好きな本を借りて2~3日で返却します。

バンムッド小学校

 小学校と中学校が併設されて、総勢530名の生徒が周辺の村々から通っています。
図書室がないため職員室に本を保管し、子ども達はそこから借りて教室もしくは自分の家に持って帰り読んでいます。

スァンルアン小学校

 スァンルアン小学校では図書室がないため、職員室の脇に本棚を設置して管理しています。火曜日と木曜日に本を借りて、各自の教室で読んでいます。
本の貸し出しは行っていませんが、こども達は読書の時間を楽しんでいます。

フォンサアット小学校

 シエングエン地区の中心から車で約30分山道を登った、標高950mほどのところにあります。フォンサアット村に隣接していますが、十数人の生徒は片道3時間かけて通学しています。
この学校には図書室がなかったため、本棚も贈りました。今では週に一度、木曜日に読書の時間を設けています。文字のまだ読めない低学年の1~2年生には、先生が読み聞かせを行っていて、こども達にとっ朗読の時間は楽しいひと時となっています。

ホェイコッド小学校

 火曜日と木曜日に読書の時間を設けて、生徒たちは好きな本を読んでいます。本の貸し出しは行っていませんが、時々数名の生徒が家に持ち帰ってしまうほど、こども達は本が大好きです。生徒は一週間で1冊を読むペースのため、このままペースだと全てを読み切ってしまい、本が足りなくなりそうです。

フォンサヴァン小学校

 山岳民族の子が多く通う学校です。教科書などの教材も足りなく、本を読む機会もほとんどありませんでした。ノート類等の文具類と共に本を届けました。さまざなま絵本に目を輝かせ夢中で読んでいました。文字の読めない低学年の子には先生が読み聞かせを行っています。

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シエングエン学校
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バンムッド小学校
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スァンルアン小学校
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フォンサアット小学校
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ホェイコッド小学校

ルアンパバン県ナン地区

 ルアンパバン市内から車で90分ほどにあり、ダム建設などにより、山岳部に住む住民の移住などにより都市集中化が見受けられます。
地区の中心を流れる川ではボートレースなどの祭りも定期的に行われていて、小さい地区ですが活気にあふれています。

ホエホー中学校

 小学校と中学校が併設されており、この地区の中心的学校です。小学生177人、中学生517人が勉強に励んでいます。年々生徒数が増加していて、教室だけでなく学生寮の増設が必要となってきています。
ホエホー中学校では本の貸し出しを行っていて、子ども達は2~3日で返却するようにしています。貸出帳でしっかり管理をしているため、本の紛失はないそうです。この学校で使っている貸出カードはとても興味深く、本の値段を書き込む項目があったので、先生に伺ったところ、破ったり無くしたりした場合はその金額を弁償させるようにしているとのことでした。これには驚かされました。学校によって本の管理に違いがあるのですね。


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セニャブリー県セニャブリー地区

 ルアンパバン県の南西部に位置し、メコン川にかかる巨大な橋が建設されたため、交通の便がたいへん良くなり、ルアンパバン市内から車で約2時間で行けるようになりました。道路が全く整備されていない時代は一日半もかかったそうです。毎年象祭りが開催され、多くの観光客やラオス人が訪れます。

パッタナー中学校

 この地区で最も大きな学校の一つです。とても教育熱心で、英語教育やパソコン教育なども有料ですが取り入れています。
パッタナー中学校でも本の貸し出しを行っていたため、ホエホー中学校の管理方法について話してみました。
先生達は弁償するようにしてしまうと生徒達が借りなくなってしまうと苦笑いでした。また、この学校では、本が破けたり汚れたりしているのは、それだけ多くの本が読んでいる証拠だと考えているようです。逆に綺麗な本があると生徒達の関心を引かない内容だと判断して、次の本購入の際の参考にするらしく、学校によって考え方が全く違うことにまたまた驚かされました。


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